ニレの水屋箪笥

ニレ古木の水屋箪笥
和家具というのはなぜか重厚感と可愛らしさが同居する面白さがあるように私は思います

水屋というのは食器棚ことです。
ですから木の家具には天敵ともいえる湿気が問題となります。
そうなるとどういう対策が打てるのかと言いますと、部材を太く大きくし、より周囲の影響を受けにくくするということが考えられます。
そして私は水屋の部材が太くて重厚感があるのはその為であると思っています。
水屋箪笥2




でも大事なのはここから。

この水屋箪笥、ごつい部材を使って重厚感もありながら、なんだかちょっとかわいくないですか?
これが和家具の魅力だろうと私は考えています。

和家具でもやはり昔のもの、特にアンティークは凝ったつくりをしています。
しかし洋家具と違うのは高級感を出すための彫刻をゴテゴテと付けたり、気取った風ではありません。
あくまで金具などでちょっとお洒落する程度で留まっています。
これは、彫刻などは「箪笥」の機能と関係が無い、つまりは「用の美」では無いという考えではないかと思うのです。

刃物でも、刀剣の美しさを競うのに装飾ではなく刃そのものの美しさを追求した民族は世界でも類を見ないと言われています。
そんな民族であればこそという考え方だと思います。

だからゴツイようでもシンプルで装飾もかわいい、飽きのこないデザインになっているのだと思います。

この水屋箪笥は横に並べてローボードとしても使えます、また色違いもあるようで、
現在森のギャラリーファクトリー&Cafeで製作販売を行っているようです。


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